バニラよりお得?エアドゥ函館線比較搭乗レポート

函館空港に駐機するAIRDOのB767-300型機(JA98AD)

LCC・格安航空会社のバニラエアが2月に新規就航する北海道・函館。ライバルになるのが「北海道の翼」ことAIRDO(エア・ドゥ)です。航空券の運賃の差はどのくらいあるのか、座席・機内サービスはどう違うのか、比較搭乗レポートをお届けします!

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激戦区となる函館線・AIRDOとバニラエアの運賃を比較!

今年2017年2月19日、LCC・格安航空会社のバニラエアが成田~函館線に新規就航します。その翌月3月18日には関西~函館線も開設し、函館空港はJAL・ANA・AIRDO(エアドゥ)・バニラエアの最大4社が乗り入れる激戦区となります。

AIRDOの羽田~函館線とバニラエアの成田~函館線の運賃を比較

AIRDOの羽田~函館線とバニラエアの成田~函館線の運賃を比較(2月22日で検索)

では、実際にLCCバニラエアとフルサービスキャリア(FSC)の運賃の差がどのくらいあるのか比較してみましょう。今回は、きょう2017年1月27日(金)時点で翌2月22日(水)の運賃を比べてみました。

FSCの中でも比較的買いやすい運賃を提供しているAIRDOの場合、2月22日(水)の最安運賃は「AIRDOスペシャル21」で午前6時50分羽田発の便が片道10890円でした。

この運賃の中には決済手数料、20キロまでの預け荷物、座席指定、ドリンクなどの各種機内サービスも含まれています。

一方のLCCバニラエアの場合は午前11時45分成田発の便が「シンプルバニラ」運賃で片道5970円(決済手数料込み)、「コミコミバニラ」が片道7970円(決済手数料込み)でした。

「シンプルバニラ」運賃の場合はAIRDOとの差額が片道4920円と、圧倒的にバニラエアの方が安いのですが、預け荷物などは含まれないので荷物が少ない人向きだといえます。

一方の「コミコミバニラ」の場合はAIRDOとの差額が片道2920円なので、成田までの交通費、移動時間などを考えるとAIRDOを選択する人もいるでしょう。

このように自分の旅行のスタイルによってお得な航空会社が変わってくるので、ぜひ比較してみてくださいね。

LCCよりお得?AIRDOサロペット復刻便で比較

2016.11.17

AIRDOの函館線を比較搭乗レポート!

羽田空港第2ターミナルのAIRDOチェックインカウンター

羽田空港第2ターミナルのAIRDOチェックインカウンター

いがモバは今週1月23日から26日まで、バニラエアの新規就航に先立ち函館の街を取材してきました。

まずは函館までの移動手段。ライバル関係となるAIRDOの羽田~函館線に搭乗してみることにしました。

いがモバが搭乗した1月23日は北海道が大雪の影響で運航が乱れていて、羽田第2ターミナルにあるAIRDOのチェックインカウンターは振替客などで長蛇の列ができていました。

AIRDOの乗客もANAの自動チェックイン機が使える

ANAの自動チェックイン機も利用可能

ANAの自動チェックイン機も利用可能

いがモバの乗る羽田~函館線は幸いにも運航に影響がなかったので、そのままチェックインすることに。

AIRDOのチェックインカウンターは長蛇の列でしたが、AIRDOの乗客は一部の運賃を除いてANAの自動チェックイン機が使えるのでスムーズに手続きができます。

もちろん「Skip」サービスも使えるので、事前チェックインを済ませた人は直接保安検査場に進むこともできます。

未来を感じる!自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」

自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」

自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」

そして預け荷物がある乗客は隣の自動手荷物預け機へ。

2015年の7月にデビューした「ANA Baggage Drop」はAIRDO便の乗客も利用することができます。

近未来的な「ANA Baggage Drop」

近未来的な「ANA Baggage Drop」

「ANA Baggage Drop」の機会はまるで宇宙船のよう。未来感があります。

QRコードを読み込ませて、出てくるタグを自分で貼り付けるのはちょっとめんどくさいですが、時代はこのように無人化していくのでしょうね。

機械のコストが安くなってくれば、LCCにも良いかもしれませんね。

午前6時40分すぎ バスで移動

午前6時40分すぎ バスで移動

この日のAIRDOの函館便はバスでの移動でした。

大雪の関係でほかの便の搭乗が遅れていたため、バスに乗り込むのは定刻の10分前でした。

AIRDO57便(ANA4757便)に搭乗

AIRDO57便(ANA4757便)に搭乗

この日の関東には強い寒気が流れ込んでいたため、早朝の羽田空港も凍てつく寒さでした。地上スタッフの皆さんお疲れ様です!

そんな中、函館行きのAIRDO57便に乗り込みます。

機内でベア・ドゥがお出迎え

入口でAIRDOのマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」がお出迎え

入口でAIRDOのマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」がお出迎え

機内に入ると、入り口でマスコットキャラクターの「ベア・ドゥ」がちょこんと座ってお出迎え。

暖かい機内でホッコリする一瞬です。

AIRDOのB767-300型機(JA98AD)の機内

AIRDOのB767-300型機(JA98AD)の機内

AIRDOのB767-300型機(JA98AD)の機内

AIRDOの朝イチの羽田~函館線はB737型機を使用するスケジュールなのですが、この日は機材繰りもあるのかボーイング767-300型機(JA98AD)に変更

「JA98AD」はAIRDOで1998年から使用している飛行機なので、機内はちょっと懐かしいクラシカルな雰囲気。

AIRDOのB767-300型機(JA98AD)の座席

AIRDOのB767-300型機(JA98AD)の座席

「JA98AD」の座席も肉厚でちょっと昔のデザイン。

頭を置くヘッドレストのところにクッションが多めに入っているので、フカフカです。

実はLCCと差がない「JA98AD」の座席

AIRDOとバニラエアの足元の空間を比較

AIRDOとバニラエアの足元の空間を比較

ただ、残念なのがAIRDOのB767-300型機(JA98AD)は足元の空間があまり広くありません。身長175センチのいがモバが座った際にできる握りこぶし1つ分の空間は、LCCバニラエアと変わりません。

同じAIRDOでも「ベアドゥ北海道JET」などの新しいシートはもう少し広いので、足元の空間だけを見ればこの日の機材は「残念」でした(笑)。

AIRDOには機内オーディオ番組がある

AIRDOには機内エンタメの音楽番組がある(イヤホンの貸し出しもあり)

AIRDOには機内エンタメの音楽番組がある(イヤホンの貸し出しもあり)

そしてAIRDOの座席には機内オーディオ番組が聴けるようにイヤホンジャックの差込口があります。

通常のプラグがさせるので、自分のスマホやオーディオプレーヤーのイヤホンを利用する事もできます。座席にイヤホンの用意はありませんが、無料のイヤホン貸し出しサービスもあります。

AIRDOの機内オーディオ番組は5チャンネルあり、NHK第一放送のラジオのほか、北海道にちなんだパーソナリティやアーティストなどによるオリジナルな選曲を楽しむことができます。

モニターで機内の設備の案内

モニターで機内の設備の案内

そして出発の準備が整うと、モニターに安全設備に関するVTRが流れます。

VTR自体はおしゃれに作ってあるのですが、JA98ADはモニター画面が小さいのでちょっと見にくいのが気になりました。

午前7時15分すぎ AIRDO57便函館行きが羽田空港を離陸

午前7時15分すぎ AIRDO57便函館行きが羽田空港を離陸

そして午前7時15分すぎ、いがモバの乗ったAIRDO57便函館行きが羽田空港を離陸しました。

AIRDOの機内から東京都心を一望

東京都心を一望

離陸の最中、窓の外からは東京都心が一望できました。普段羽田の国内線はめったに乗らないので新鮮です(笑)。

富士山も見えた

富士山も見えた

そして窓の外には富士山も。ご利益がありそうです!

この季節の関東は空気が澄んでいて富士山もよく見えますね。

離陸から約8分後にシートベルトサインが消灯

離陸から約8分後にシートベルトサインが消灯

離陸から約8分後にシートベルトサインが消灯。

ここから機内サービスの開始です。

毛布の貸し出しはフルサービスキャリアならでは

ブランケットの貸し出しと「味噌バター雑炊」の紹介を行う客室乗務員

ブランケットの貸し出しと「味噌バター雑炊」の紹介を行う客室乗務員

まず最初に客室乗務員がブランケットを持って通路を回ります。このブランケットの貸し出しも無料なので、このあたりはさすがフルサービスキャリアです。

それと同時に、有料販売している機内食の「味噌バター雑炊」(500円)の宣伝も行っていたので、AIRDOさん商売上手です(笑)。

AIRDOはドリンクが無料!

ドリンクサービスを開始

ドリンクサービスを開始

次に客室乗務員がカートを出してドリンクのサービスを行います。このドリンクも運賃に含まれている無料のサービスです。

ドリンクのメニューは以下の通りです、(2017年1月)

  • 珈房サッポロ珈琲館オリジナルブレンドコーヒー
  • オニオンスープ
  • ミネラルウォーター(北海道大雪山系)
  • アップルドリンク(ポッカサッポロ)
  • 緑茶(ポッカサッポロ)
  • 北海道日高ヨーグルッペ(数量限定)
  • 札幌クラシックビール(500円)
  • はこだてわいん年輪 ミニ赤(600円)

1月からご当地ドリンク「ヨーグルッペ」を提供!

AIRDOで1月1日から始まった数量限定のご当地ドリンク「北海道日高ヨーグルッペ」

1月1日から始まった数量限定のご当地ドリンク「北海道日高ヨーグルッペ」

そして、AIRDOが特別サービスで行っている「ご当地ドリンク」のメニューが2017年1月から「北海道日高ヨーグルッペ」に新しく変わりました。

こちらの「北海道日高ヨーグルッペ」は北海道や九州でおなじみの乳酸菌飲料で、2017年1月から3月まで数量限定でサービスされています。

北海道の乳酸菌飲料としては「カツゲン」も有名ですが、ヨーグルッペのほうがちょっと濃厚な味で、個人的にはヨーグルッペのほうが好きです。九州のヨーグルッペとは違って、北海道産の成乳を使用しているので、まさに「北海道ご当地ドリンク」が機内で飲めちゃいます。

「味噌バター雑炊」も頼んでみた

ピリ辛で身体が温まる「味噌バター雑炊」(税込500円)

ピリ辛で身体が温まる「味噌バター雑炊」(税込500円)

いがモバはせっかくなので「味噌バター雑炊」(500円)も注文。想像していたより重たいバター感はなく、ピリ辛で身体が温まる味付けでした。

メニューに「雑炊」とありますが、ごはんは少ないので「味噌バタースープ」のようでした。雑炊をやめてパンとセットにしたらより満足度が増すかも。

ちなみにCAさんが「少々辛いメニューなのでお水もお持ちしますね」と水も持ってきてくれたのには感心しました。

AIRDOの機内販売の新商品は?

AIRDOの機内販売の2017年1月の新商品

AIRDOの機内販売の2017年1月の新商品

AIRDOの魅力の一つが、可愛らしい「ベア・ドゥ」をあしらった機内販売グッズの豊富さ。

1月は重ねて収納できる「カフェタンブラー」(800円)が新しく登場していました。

そのほかのAIRDOの機内販売商品

そのほかの機内販売商品

そのほかクマ型のクッキーやアイマスクなど、AIRDOでしか買えないグッズがたくさんあります。

あまりに人気なのか、いつ乗っても何かが品切れ中なのがちょっと残念ではあります。

窓の下は一面雪景色(東北上空)

窓の下は一面雪景色(東北上空)

サービスが一通り終わり窓の外を見てみると、眼下には一面雪景色が広がっていました。

函館まではもうすぐです!

午前8時20分 函館空港に着陸

午前8時20分 函館空港に着陸

そして午前8時20分、いがモバの乗ったAIRDO57便が無事に函館空港に着陸しました。

除雪作業を行う

函館空港で除雪作業を行うAIRDO機

飛行機はすぐに除雪作業を行い、羽田に折り返す準備を始めます。

関東ではあまり見ない光景ですが、このような連携があって安全運航を支えているんですね。寒い中本当にお疲れ様です。

毎回満足度の高いAIRDOのフライト・バニラエアと良い競争を!

羽田へ飛び立つAIRDOの機体

羽田へ飛び立つAIRDOの機体

羽田発着、預け荷物・座席指定が無料、機内のドリンクサービスも無料で、今回も満足度が高かったAIRDOの羽田~函館線のフライト。価格が安ければリピートしたい快適さでした。

これからはLCCバニラエアが成田と関空から函館に就航し、価格面で強力なライバルとなります。AIRDOとバニラエアには切磋琢磨してもらって、さらに北海道と日本各地を身近にしてほしいですね!

AIRDOでは現在、2017年10月28日搭乗分までの割引運賃「AIRDOスペシャル」の航空券を販売しています。旅のスタイルによってはLCCよりお得な場合もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

AIR DO/航空券予約・空席照会・運賃案内AIR DO/航空券予約・空席照会・運賃案内
いがモバ
最近エアドゥの魅力にハマりつつあるいがモバ。「北海道」にこだわったオンリーワンのサービスをこれからも続けていってほしいと思います。バニラエアの就航が迫る函館の魅力を紹介する特別連載は2月に掲載予定なのでお楽しみに!
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ABOUTこの記事をかいた人

いがモバ 五十嵐 貴文

LCCジャーナリスト・メディアディレクター。元報道ディレクターの経験と持ち前の行動力を活かしLCC・格安航空会社や格安スマホなど「コスパ時代のお得」を共通のテーマに取材。大手企業の動画コンテンツなどメディアのディレクション業務も行っています。日経トレンディ・MONOQLO旅行ムックなどLCC特集にも掲載。中部国際空港・セントレアのLCCポータルサイトの監修・執筆も担当しています。