スマホ一つで放送局!InterBEE2015レポ

InterBEE2015のcanonブースで紹介されていたビデオリシャス

幕張メッセで11月18日から3日間開催された音と映像と通信のプロ向け展示会「Inter BEE 2015」。4K-HDRの鮮やかな映像や、スマホ一つで撮影・編集・公開まで出来る便利なアプリなど、未来の放送業界を先取り体験してきました!

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「Inter BEE 2015」に行ってみた

InterBEE2015の会場の幕張メッセ音と映像と通信のプロ向け展示会「Inter Bee 2015」(インタービー)。今年も幕張メッセで11月18日から3日間開催されました。

今回は過去最多の996の会社・団体が出展し、海外からも沢山の出展がありました。いがモバは開催2日目の19日に会場に遊びに行ってきました。

4Kの次は「HDR」?裸眼より綺麗かも

InterBEE2015の東芝のブースでレグザ「65Z20X」の改造モデルで4K HDR放送の受信デモ「Inter BEE 2015」の東芝ブースでは、東芝の液晶テレビ「REGZA」を改造したモニターで「4K-HDR放送」の受信デモを行っていました。

「HDR」とは「High Dynamic Range(ハイ・ダイナミック・レンジ)」の頭文字から来ていて、映像の明るさの表現幅を広げる次世代の高画質技術です。

HDRの映像では暗い所が潰れず鮮やかな映像が映し出されて、肉眼で見るより鮮明で綺麗だと感じました。

HDRに対応したテレビはまだごく一部ですが、将来ごく当たり前に家でHDRの鮮やかな映像を楽しむ日は近いかもしれませんね。

トピックス|Inter BEE2015への出展について:コミュニティ・ソリューション社:東芝トピックス|Inter BEE2015への出展について:コミュニティ・ソリューション社:東芝

中継車要らず!?LTEで鮮明な中継が可能に

InterBEE2015のソニーのブースで披露されたLTEを使ったライブストリーミングソニーのブースではワイヤレス機能を搭載したカメラのプレゼンテーションが行われていました。

カメラに搭載されたLTE通信で東京の明治神宮と千葉の 幕張メッセが中継で結ばれていて、その中継映像は通常の中継と遜色ないクオリティでした。

昔のFOMA中継と違って見違えるほど綺麗な映像に、もう大掛かりな中継車が要らなくなる時代が近いかもしれないと感じました。

Sony Japan | ニュースリリース | Inter BEE 2015 出展についてSony Japan | ニュースリリース | Inter BEE 2015 出展について

あなたも記者兼カメラ兼編集マンになれる!

InterBEE2015のcanonブースで紹介されていたビデオリシャスキヤノンのブースでは、キヤノンのカメラに対応したビデオ制作プラットフォームの「Videolicious (ビデオリシャス)」の展示がありました。

このビデオリシャスの凄い所は、スマホやタブレットで撮影から編集、公開まで簡単に行うことが出来る事です。

難しい設定は一切なく、繋げたい動画ファイルを選ぶだけで「プロっぽい」本格的な動画が作れます。

このプラットフォームがあれば誰でも「記者」「カメラマン」「編集マン」を1人でこなせてしまいます。速報性が重要なネットの世界において、凄い可能性を秘めたサービスだと思いました。

Videolicious | 大量の動画コンテンツが作り放題!Videolicious | 大量の動画コンテンツが作り放題!

誰でもスマホ放送局!しかも多アングル中継!

InterBEE2015の株式会社フジミックのブースのスマートフォン+クラウド連携LIVE配信の参考出展フジミックのブースでは、スマートフォンにいれた専用のカメラアプリからライブ映像を配信するシステムの展示がありました。

ネットでの動画配信は個人にも広がってきていますが、このシステムの場合、パソコン側からスマホのカメラを遠隔操作することが出来るのが特徴です。

InterBEE2015の株式会社フジミックのブースのスマートフォン+クラウド連携LIVE配信の説明例えば、ローカルアイドルのライブ会場に5台くらいのスマホを置いておいて、その映像をパソコン側で切り替えながら有料でネット上に配信する、なんてことも出来ます。ちょっとした多アングル中継ですよね。

動画を公開する範囲も数百人から何万人規模まで柔軟に対応できるそうで、開発担当者の方いわく「個人での使用を積極的に提案していきたい」との事でした。費用面も導入しやすい金額になるそうです。

ライブ配信したいけど、機材や費用が心配という人にはピッタリのシステムかもしれません。フジミックのHPからぜひ連絡してみて下さいね。

「Inter BEE 2015」出展のご案内|News&Information; 一覧|株式会社フジミック「Inter BEE 2015」出展のご案内|News&Information; 一覧|株式会社フジミック

プロもスマホで撮影の時代?4K動画も手ぶれしらず

InterBEE2015のケンコープロフェッショナルイメージングのブースで展示されていたスマートフォン用スタビライザーの「SP1+」会場ではスマホ用の面白いアイテムも発見しました。

プロ向けの写真・映像用品販売を手掛ける「ケンコープロフェッショナルイメージング」のブースで展示されていたのは、スマートフォン用電動スタビライザーの「 WenPod SP1+」です。

InterBEE2015のケンコープロフェッショナルイメージングのブースで展示されていたスマートフォン用電動スタビライザーの「SP1+」

「WenPod SP1+」のパンフレットより

「WenPod SP1+」は2つの軸でスマホを浮かせることによって手ぶれを軽減することが出来るアイテムです。

iPhone 6sを初めとして、今ではスマホで気軽に4K動画を撮影することが出来るようになっていますが、このようなアイテムが充実してくると、プロもスマホ1つで撮影する時代が来てしまうかもしれませんね。

「WenPod SP1+」は11月13日に発売されたばかりで、希望小売価格は35000円との事です。スマホの綺麗な動画をガンガン取りたい人には必須のアイテムかもしれません。

InterBEE 2015出展のご案内 | KPI - (株)ケンコープロフェショナルイメージングInterBEE 2015出展のご案内 | KPI – (株)ケンコープロフェショナルイメージング

スマホの700MHzの電波はいつから?

InterBEE2015の一般社団法人700MHz利用促進協会のブースいがモバ的に今回のInter BEEで一番興味深かったのが一般社団法人「700MHz利用促進協会」のブース。

こちらでは現在再編中の700MHz帯の電波についての案内を紹介していました。

一般社団法人700MHz利用促進協会のHPに掲載されているスマホ契約者数の予想推移

一般社団法人700MHz利用促進協会のHPより引用

スマホの急速な普及で使用するデータ通信量は急激に増加しています。使用できる電波の周波数には限りがあるため、総務省は700MHz帯を携帯電話用に利用する事を決めました。

元々700MHz帯はホールや放送局のワイヤレスマイクなどに使われていた周波数帯でした。携帯電話で700MHz帯を利用するには、混線を防ぐために先にワイヤレスマイクなどの製品の切り替えをする必要があります。その為の周知活動の一環として今回ブースを出展したそうです。

700MHz帯の電波は「プラチナバンド」と呼ばれる800ー900MHzの電波と同じように、曲がりやすく建物の中にも到達しやすい特性を持っています。都市部でもこの周波数帯が携帯の電波に使えるようになれば、もっと快適にデータ通信を利用することが出来るようになります。

担当者の方に伺うと、機器の切り替え作業は順調に進んでいるそうで、都市部においても700MHz帯の携帯の電波が使えるようになる日は近づいているそうです。今から楽しみですね!

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「Inter BEE」来年も幕張メッセで開催決定!

InterBEEの会場興味深い展示が沢山あった「Inter BEE」。来年2016年も同じ幕張メッセで11月16日(水)~18日(金)の3日間開催されることが決まっています。

業界人向けの専門的な展示会ではありますが、一般の方も登録すれば入場無料で入る事が出来るので、ちょっと未来を体感したいという人にはお勧めのイベントです!

Inter BEE OnlineInter BEE Online
いがモバ
InterBEEではスマホの可能性を改めて感じることが出来ました。プロ向けではありますが、新しい技術や製品が沢山でとても刺激的な展示会です。来年も是非遊びに行ってみたいと思います!
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ABOUTこの記事をかいた人

いがモバ 五十嵐 貴文

LCCジャーナリスト・メディアディレクター。元報道ディレクターの経験と持ち前の行動力を活かしLCC・格安航空会社や格安スマホなど「コスパ時代のお得」を共通のテーマに取材。大手企業の動画コンテンツなどメディアのディレクション業務も行っています。日経トレンディ・MONOQLO旅行ムックなどLCC特集にも掲載。中部国際空港・セントレアのLCCポータルサイトの監修・執筆も担当しています。