「ペット殺処分ゼロ」に向けた保護活動を続ける鹿児島県の「いぬ乃湯温泉動物病院」。その活動を支援する「たまの手会」が発足して半年が過ぎました。病院で保護された犬・猫たちは元気にしているでしょうか?久しぶりに鹿児島の病院を訪問しました。
LCCジェットスターで鹿児島へ

鹿児島・桜島(2017年4月14日撮影)
桜がまだ散り際の4月中旬、いがモバはLCCジェットスター・ジャパンに乗って鹿児島県を再び訪れました。
何かと縁があり訪れる機会の多い鹿児島県ですが、今回は個人的にある目的がありました。
約半年ぶりに「いぬ乃湯温泉動物病院」へ

鹿児島市の「いぬ乃湯温泉動物病院」
その目的はというと、約半年前に取材した「いぬ乃湯温泉動物病院」を再び訪問する事。
「いぬ乃湯温泉動物病院」では「ペットの殺処分ゼロ」を目指し、約12年前から保護活動を行っています。
取材から約半年、病院で保護されているワンちゃん・ネコちゃん達は元気にしているのでしょうか?

正代ちゃん(メス)がお出迎え
敷地に近づくと、正代ちゃんが威勢よくお出迎え。
きょうも元気そうです!

ごはんタイムで一斉に集まるワンコたち
訪れた際はちょうど「ごはんタイム」。病院で保護されているワンコたちが一斉に集まってきていました。
一匹一匹に話しかけながらごはんをあげています。

甘えん坊のクーちゃん(オス)
前回の記事にも少し登場した甘えん坊のクーちゃん。

ジャンプ力も凄いクーちゃん
驚異的な跳躍力で病院内を飛び跳ねるクーちゃん。
パワーが有り余るくらい元気です。
いがモバの記事を病院内に掲示!感謝!

前回のいがモバの記事を掲示
病院内を見てみると、前回取材した時のいがモバの記事を掲示していただいていました。
当時その保護活動を一人でも多くの方に知ってもらいたいと思い一生懸命書いた記事なので、こうしてシェアしていただけるのは本当に嬉しいです。
四肢を失っても元気な富士夫君

前回の記事で紹介した富士夫君は今も元気
そして、前回の記事で沢山の反響があった猫の富士夫君。
写真をご覧の通り、事故で前足は肩から先・後ろ足はくるぶしから先を失ってしまった富士夫君ですが、この日も元気いっぱい。
一生懸命身体をのばして甘えてくる富士夫君の健気さには心をわしづかみにされます。

切断した前足を治療し家猫になったグレコちゃん(メス)
この日「いぬ乃湯温泉動物病院」には前脚のない猫・グレコちゃんが訪れていました。
グレコちゃんは元々野良猫で、ある日人間がしかけたと思われる罠で左前足を切断してしまいました。近所の人によって保護され、感染症の危機も乗り越え、元気に回復。今では家猫として日々を過ごしているそうです。
保護活動を続ける桑波田医師

驚異的に伸びるタマ(オス)と桑波田医師
グレコちゃんの治療を行ったのが「いぬ乃湯温泉動物病院」院長の桑波田(くわはた)獣医師。久しぶりの再会です。
グレコちゃんは元気になりましたが、病院で保護した犬・猫たちの中には残念ながら命を落としてしまう子もいます。
普段は穏やかに笑顔で診療を行う桑波田医師ですが、生死に向き合う「心の強さ」には本当に凄いと思います。
活動を支援する「たまの手会」に更なる協力を

いぬ乃湯温泉動物病院の活動を支援する「たまの手会」を募集中
現在「いぬ乃湯温泉動物病院」で治療・保護する犬猫は92匹。
これまでは桑波田医師の個人的な努力で活動費を捻出していましたが、個人では限界もあり、去年10月にこの活動を私たちが様々な面でサポートする「たまの手会」という仕組みがスタートしました。
前回の記事を読んでくださったいがモバ読者の中にもこの取り組みに支援してくださった方もいるそうで、本当にありがとうございました。
支援はまだまだ必要です。皆様のご協力をお願いします!
生まれてきた命を大切に!皆様からの支援をお願いします

ペット殺処分ゼロに取り組む院長の桑波田獣医師とスタッフの日髙さん(2016年10月撮影)
私たちの日々の生活を豊かにしてくれるペット。その一方で人間の一方的な都合で捨てられてしまう動物たちがたくさんいます。
生まれてきた尊い命を大切に繋げていく取り組みは本当に素晴らしいですよね。「いぬ乃湯温泉動物病院」の活動に一人でも多くの方にご支援いただきたいと思います。
いがモバでは今後も「いぬ乃湯温泉動物病院」の活動を継続取材・応援していきたいと思います。
「いぬ乃湯温泉動物病院」を支援する「たまの手会」の詳しい活動については以下の連絡先までお問い合わせください。
いぬ乃湯温泉動物病院
鹿児島県鹿児島市郡山町389-1
電話: 099-298-4050
Email: tamanotekaiアットgmail.com
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前回の取材の様子はこちら↓