レノボの超巨大スマホ「PHAB Plus」。6.8インチの大画面に注目が行きがちですが、最初から日本語に対応し、片手モードを搭載しているなど、そのまま日本で発売出来るような仕上がりです。超巨大スマホの気になる中身を詳しく紹介します!
電話+タブレットの良い所取り!「PHAB Plus」

レノボのHPより引用
レノボがこの秋に発売したSIMフリースマホ「PHAB Plus」(ファブ・プラス)。6.8インチの超巨大な画面が特徴のこの機種は、電話(Phone)とタブレット(Tablet)の良い所取りをしたファブレットと呼ばれるジャンルの商品です。
いがモバは先日の香港旅行で約3万円で購入することが出来ました。
面倒な設定不要!最初から日本語入り

初回起動時の言語設定画面
「PHAB Plus」は海外で販売される端末ですが、最初からAndroidの言語設定に日本語が入っています。
起動時に日本語を選択するだけで殆どのメニューが日本語化され、使い勝手は国内の端末と同じになります。

日本語入力ソフトは「Google日本語入力」がおすすめ
ただ、初期状態では文字入力するための日本語入力ソフトが入っていないので、別途インストールする必要があります。
グーグルプレイからインストールするだけで簡単に日本語入力が出来るようになります。ここまで設定すると、もうほとんど日本で販売された端末のようです。
Android5.0以降、海外の端末も標準で日本語が入っているものが多くなってきたので、嬉しい限りです。
ほぼ素のAndroid

端末情報の画面
「PHAB Plus」の初期状態でのAndroidは5.0.2です。今後のアップデートに期待です。
「PHAB Plus」のホーム画面は素のAndroidのランチャーに近いものになっています。

初期状態のアプリ一覧(google日本語入力は追加)
購入時のアプリは、レノボのクラウド関係とMcafeeのセキュリティーソフトが独自なもので、あとは素のAndroidの状態です。
余計なアプリが少ないので好感が持てます。

初期状態の空き容量
「PHAB Plus」の本体の容量は32GBです。初期状態での空き容量は24GBありました。
これだけあれば通常の使用では問題はなさそうです。別途microSDも使用することが出来ます。

初期状態の空きメモリ(RAM)
余計なアプリが少ないので、メモリの空き具合も良好です。
「PHAB Plus」のメモリ(RAM)は2GBで、初期状態の空きメモリは1.2GBもありました。
これだけ余裕があるので、基本的に動作はサクサクしています。
Bluetoothテザリングも対応!

テザリングの設定画面
「PHAB Plus」はUSB・Wi-Fi・Bluetoothのすべてのテザリングに対応しています。
SIMフリーなので、海外旅行時にこの「PHAB Plus」にプリペイドSIMを入れて、日本で使っているスマホにWi-Fiを飛ばすなんて使い方も出来ますね。
FMラジオがまさかの日本対応!
「PHAB Plus」にはFMラジオが内蔵されています。
海外の端末にはFMラジオが良く搭載されているのですが、設定できる周波数が海外のままで日本で聴けないという事がよくあるので、いがモバもあまり期待していませんでした。
ところが、、、いざアプリを起動してみると、日本の周波数で選択できるようになっているんです!
80.0MHzに合わせると、ばっちりTOKYO FMが良い音で聴けました。これは嬉しいサプライズでした!
音にもこだわり
「PHAB Plus」には音響環境をシチュエーションに合わせて変えられる「DOLBY ATMOS」が搭載されています。
動画や音楽、ゲームなど自分の使っているシーンによって最適な音響を整えてくれます。
このアプリも完全日本語対応していたので驚きでした。
デカいけど小さく出来る!

片手モード時の画面
「PHAB Plus」は片手で操作するためのモードも搭載しています。ただ、本体が重いので片手でキープするのはちょっと厳しいと感じました。
基本は両手で持って両方の親指で操作する、ゲーム機で遊ぶようなスタイルが主になると思います。
APN設定にSPモード!これは何を意味するのか

PHAB PlusのAPN設定画面
「PHAB Plus」にNTTドコモのSIMを入れると、APN設定画面にIIJmio、モペラ、SPモードのAPNが表示されました。

SPモードでの通信画面
10月からSPモード接続がSIMフリー端末にも開放されたので、APNにSPモードを設定すると4Gマークが立ってすぐに通信することが出来ました。
ひとつ謎なのが、この機種が発売された9月にはまだSPモードがSIMフリー端末には解放されていなかったので、なぜプリセットに入っているのかという事。もし解放されていなければ事前に入れておく必要がないからです。
レノボ側がこの情報を事前に知っていたのか、それとも今後国内で販売する予定があるのか?などなど、妄想が膨らみます(笑)。
PHAB Plusの中身を丸裸に!

Antutuベンチマークでの情報画面
「PHAB Plus」の中身を詳しく見るためにAntutuベンチマークで機械の情報を見てみます。

AntutuベンチマークでのPHAB Plusの情報画面
「PHAB Plus」はオクタコアの「Snapdragon615」を搭載していますが、しっかり8つのコアが動いているのがこの画面で良く分かります。

AntutuベンチマークでのPHAB Plusのタッチパネルの情報画面
「PHAB Plus」のタッチパネルは5点感知式でした。これ以上指を増やしても感知されませんでした。
スクリーンショットを撮るのがめっちゃ難しかったです(笑)。
スマホの画面上で複数の指を使うのはゲームくらいしか思いつきませんが、5点感知であれば問題なく利用できると思います。

AntutuベンチマークでのPHAB Plusのテスト結果
そして、肝心のAntutuベンチマークのスコアは「30808」でした。
CPUやメモリなど項目ごとの詳しい結果を見たい方はこのQRコードを読み取って見てみて下さいね。
人気ゲームアプリもプレイ可能!

PHAB Plusでパズドラがプレイ可能
海外製のスマホで気になるのが、日本のゲームの対応具合。結構対応していないスマホも多いんです。
「PHAB Plus」では、人気ゲームのパズドラがプレイできました。
PHAB Plus スペックまとめ
品名 | Lenovo「 PHAB Plus」 PB1-770M (HP) |
---|---|
OS | Android 5.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon615 MSM8939 オクタコア 64-bit (4コア1.5GHz +4コア1.0GHz) |
メモリ | 2GB(RAM) |
容量 | 32GB microSD対応(最大64GB) ※SDはSIMスロット2を使用 |
画面 | 6.8インチIPS 液晶 解像度1920 x 1080(326 ppi) |
カメラ | メイン:1300万画素(AF) フロント:500万画素 |
電池 | 3500mAh |
GNSS | A-GPS, GLONASS |
センサー | Accelerometer, proximity, compass |
その他 | 無線LAN a/b/g/n/ac Bluetooth v4.0 |
SIM | nanoSIM×1 MicroSIM×1 |
通信 | FDD-LTE Band 1/3/7/8/20 TD-LTE Band 38/40 W-CDMA Band 1/2/5/8 GSM Band 2/3/5/8 |
寸法 | 188.6 x 96.6 x 7.6mm (高さ×幅×厚さ) |
重さ | 約229g |
香港で購入した「PHAB Plus」ですが、amazonなどでも販売している所があるようです。大画面スマホに興味のある方は是非チェックしてみて下さいね。
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Lenovo
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【12月15日追記】「PHAB Plus」のカメラについてのレビュー記事を公開しました。