格安SIM・スマホの人気ブランド「フリーテル」が新サービスと端末を発表しました。SIMのプランはサービスが強化され、LINEなどの一部通信が無料に。月額399円で1分間の通話が無料になるオプションや2画面のガラケー型スマホも登場します!
【9日午後7時27分追記】NHKのニュース7で格安スマホについての特集が放送されました。記事中で紹介した楽天モバイルやフリーテルなどの新サービスが紹介されました。格安スマホが盛り上がってきていますね!
FREETEL SIMが進化!LINEなどの一部通信が無料に

フリーテルのHPより
プラスワン・マーケティングが展開する格安SIM・スマホの人気ブランド「フリーテル」が、きょう新サービスと端末を発表しました。
まず注目したいのが、強化されたFREETEL SIMのサービス。LINEやWeChatなどの一部通信がなんと無料になっちゃうんです!
フリーテルの「メッセンジャーアプリデータ 通信量0円サービス」。きょうからすべてのFREETEL SIM契約者(※YAMADA SIM Plusは除く)に自動適応されます。
0円サービスの非課金対象をチェック!

0円サービスのLINEアプリの非課金対象
フリーテルの「メッセンジャーアプリデータ 通信量0円サービス」では、非課金の対象になるアプリの通信の種類が決まっています。
LINEの場合は文字によるテキストメッセージや写真、スタンプが非課金となり0円で利用することができます。
一方、音声通話や動画は課金になります。

0円サービスのWhatsAppの非課金対象
欧米で人気の「WhatsApp」の場合は、LINEと同じく文字によるテキストメッセージや写真、絵文字が非課金となります。
こちらも、音声通話や動画は課金が発生します。

0円サービスのWeChatの非課金対象
中国で必須のWeChat(微信)もテキストメッセージ、写真、絵文字が無料になります。
音声チャットには課金が発生します。
399円でかけ放題!「FREETELでんわ」

フリーテルのHPより
今回、フリーテルは面白い新サービスを打ち出しました。
3月25日から家電量販店などで販売される「FREETELでんわ」というアプリのパッケージを購入すると、お得な料金で電話を掛けられるようになります。(※パッケージは10万枚限定販売の予定)

FREETELでんわのオプションプラン
FREETELでんわの注目のオプションプランはこの二つ。
月399円(税抜)で1分以内の国内通話が無制限にかけることができます。また月840円で5分間かけ放題にすることもできます。
5分間無料のオプションは楽天モバイルが月850円で提供していて、楽天モバイルが人気となっている理由の一つです。
フリーテルの840円という料金は楽天モバイルをかなり意識して設定した価格だと思います。

FREETELでんわの「5分間かけ放題」オプションを使った場合の通話料金例
この「FREETELでんわ」アプリをうまく使えば、毎月の通話料金をたったの840円(税抜)で済ませることもできます。
「いまから帰る」「○○買ってきて」家族間の通話は短い人も多いと思うので、そんな人は1分通話無料の月399円(税抜)で十分元がとれちゃいますね。
念願の2画面ガラケー型SIMフリースマホ「MUSASHI」今月下旬発売!

フリーテルの2画面ガラケー型スマホ「MUSASHI」(HPより)
フリーテルは今日の発表で、折りたたみ型のSIMフリースマホ「MUSASHI」をきょう9日から予約を受け付けることを発表しました。
「MUSASHI」は表と裏の2つ画面があって、折りたたんでいるときには通常のスマホとして使えて、開くとハードキーが付いているのでガラケーと同じように使うことができます。
グーグルプレイにも対応しているので、スマホのアプリを自由にインストールして使うことができます。
このようなガラケー型のスマホは「ガラホ」と呼ばれていますが、これまでNTTドコモやauからガラホが数機種販売されてきましたが、どれも画面がタッチパネルではないのでスマホ用のアプリの操作性に難点がありました。
一方の「MUSASHI」は、表も裏も両方の画面がタッチパネル対応なので、スマホ用のアプリもタッチ操作で直感的に簡単に使うことができます。
発売予定日は3月下旬の予定で、価格は税抜き24800円と買いやすい価格になっています。
ガラケーの通話のしやすさと、スマホのアプリ利用の簡単さを兼ね備えたとても良い製品だと思うので、自分用や親用に買ってみようと思います。
「MUSASHI」購入後にレビューを書く予定なので、こちらもお楽しみに!
フリーテルは毎月1GB無料の春のキャンペーン中

フリーテルのHPより
そんなフリーテルは今、春のキャンペーン中です。MNPや新規契約で毎月1GBのデータ通信量が最大1年間無料になります。
凄くお得なキャンペーンなので、このタイミングでフリーテルに乗り換え・格安スマホデビューもいいかもしれませんね。
一括0円スマホ終了の衝撃 BCNが1・2月のスマホ販売台数を速報

BCNランキングのHPより引用 © BCN Inc
話題は変わって、スマホにまつわる興味深いデータがきょう発表されました。
調査会社BCNが運営するBCNランキングのHPの記事で、今年の1・2月のスマホの販売台数の実態の速報が発表されたんです。記事の内容はこちら。
端末の「実質0円」販売が2月に終了したスマホ市場は、駆け込み購入の影響で、1月の販売台数前年比は138.6%。伸長はしているものの盛り上がりは予想より低水準に留まった。2月は1月の反動で前年比82.5%と大幅ダウン。NTTドコモ・au(KDDI)・ソフトバンクの大手3キャリアでは、約2~3割から落ち込んだ。一方、SIMフリースマホは前年比で約1.5倍に増加。スマホ全体の構成比も17.9%と過去最大を記録した。(BCNランキングの記事より引用)

BCNランキングのHPより引用 © BCN Inc
やはり、駆け込み需要後の反動は大きく、2月からは約2割も販売台数が減っています。いがモバが2月に入って携帯電話売り場を取材したときも、ワイモバイルを除いた携帯3社はお客さんの姿がまばらで、寂しい雰囲気になってしまいました。
一方のSIMフリーは販売シェアを伸ばしていて、楽天モバイルの5分通話無料オプションや、今回のFREETELでんわなど、データ通信の安さだけなく、音声通話の部分も魅力的なプランがそろってきたので、さらに格安スマホに移行する人が多くなりそうです。
データ通信をあまり使わないライトユーザーはソネット(so-net)の500MB未満のデータ通信を0円で利用できる「0sim」なども相性が良いサービスなのでおすすめです。
格安スマホが大ブレイクするには人のライフラインを扱うという事の責任を会社が自覚すること

イオンリテールのプレスリリース(PDFファイル)より引用
多くの人が格安スマホに興味を持ってもらえる時代がきていますが、そこで大事になってくるのがスマホは今や生活に欠かせないライフラインだということ。
先月2月26日に鳴り物入りで格安SIM・スマホ事業をスタートしたイオンモバイルは、システムトラブルで開通作業が大幅に遅れ、いがモバを含めたくさんの人がSIMを手に入れるまで多くの時間を強いられました。
中にはメインで使っている番号をMNPして人もいるので、いつ携帯が切り替わるのか、切り替わっても店舗に受け取りに行くまで携帯が使えなくなってしまった人もいます。
これから格安スマホがブレイクするには、MVNO事業者自身が人の大切なライフラインを扱うという自覚をもって取り組む必要があると思います。
